2024年05月09日( 木 )

コロナ禍でもバリューアップをはたし西中洲の「連スクエア」「連ラウンド」売却

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 8月28日、福岡・西中洲のテナントビル・「連スクエア」および隣接する「連ラウンド」が売買された。

連スクエア
連スクエア

    売却したのは、不動産売買を手がける(株)トリビュート(福岡市博多区、田中稔眞社長)。同社はコロナ禍の入り口に同物件を取得し、バリューアップしたうえで、次のオーナーに引き継いだ。同物件の敷地面積は計277坪、建物面積はスクエアとラウンドそれぞれ290坪、302坪という西中洲においては比較的大規模な物件だ。

連ラウンド
連ラウンド

    飲食店を主力テナントとするものの、歓楽街・中洲とは一線を画す落ち着いた立地に同物件はあり、ミシュラン星付きの寿司店はじめ人気店が入居していたことも奏功した。一部テナントの入れ替えを進めることで、ビルの収益性が向上したほか、外構(植栽)の再整備も施された。

 新たなオーナーは、不動産投資業・(株)キャムコ(大阪市中央区、松島二郎社長)で、大阪市内中心部に多くのオフィスビルを保有するほか、関西エリアで賃貸マンションを複数保有、また沖縄などではホテル、関西・北海道にはゴルフ場も保有している。不動産運用のプロとして、不動産流通と再活用を行う傍ら、自社開発も行う総合不動産会社だ。

田中稔眞社長
田中稔眞社長

 トリビュート・田中社長は、「引き続き、当社では管理を任せていただいておりますが、西中洲という立地には、まだまだポテンシャルがあると思っています。首都圏や関西の投資家が投資先として福岡市に注目して久しいですが、地場企業ならではの目利きで、不動産の価値を引き出し、福岡市のさらなる発展に少しでも貢献できれば」と話した。

【永上 隼人】


<連スクエア/連ラウンド>
所在地 :福岡市中央区西中洲3-6、3-20
交 通 :福岡市地下鉄(七隈線)
     天神南駅 徒歩5分
構 造 :(スクエア)RC造・5階建
     (ラウンド)同・4階建
竣 工 :2009年7月
土地面積(公簿):917.60m2
建物面積:(スクエア)961.71m2
      
(ラウンド)1,000.76m2

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