2024年05月03日( 金 )

ヤマト運輸、労基法違反で送検 博多北支店の社員2名も

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 一連の「働き方問題」「宅配便労働問題」の火付け役となったヤマト運輸の過重労働問題は、ついに書類送検に至った。
 福岡労働局は20日、ヤマト運輸(株)と同社博多北支店に在籍していた幹部社員2名を労働基準法違反の疑いで書類送検した。
 容疑は昨年6月16日~7月15日の間、同支店所属のドライバー2名に残業代約15万円を支払わず、またうち1人に月100時間を超える違法な残業をさせたとされる。
 幹部社員2名については労働基準法32条(労働時間)と37条(時間外、休日および深夜の割増賃金)、法人としてのヤマト運輸は同121条第1項(両罰規定。この法律に違反した当人と、事業主の両方が罰則を適用される)に触れるとしている。

 福岡労働局は、県内のほかの支店について捜査をしているかなどについては「コメントできない」としている。

【深水 央】

 

関連記事