積水ハウス55億円被害事件で「地面師」グループを逮捕

　住宅メーカーの積水ハウスが東京・西五反田の架空の土地取引で約55億円をだまし取られた事件で、警視庁は16日、偽造有印私文書行使などの容疑で「地面師」グループの女ら数人を逮捕した。

　この事件は地面師グループが東京都品川区の旅館跡地の所有者を装い、積水ハウスに土地の購入をもちかけたもの。法務局で所有権の移転手続き中に印鑑証明などの偽造が発覚したため登記はされず、土地を取得できなかった。
同社は購入代金のうち55億5,000万円を特別損失に計上し、詐欺容疑で地面師グループを告訴していた。