九州北部豪雨災害、東峰村でも追悼式

　福岡県東峰村では、7月5日正午から追悼式が行われた。

　追悼式には亡くなられた3名の方々の遺族のほか、来賓として福岡県知事・小川洋氏、栗原渉・福岡県議会議長らが参列。式の冒頭では、参列者全員が黙祷を捧げ、来賓が追悼の言葉を述べた。

　参列者による献花が行われた後、東峰ゴスペルクワイアによる東峰村復興応援歌「青い風」の献歌が行われた。メンバーは、「この歌はこの村を生きるあきらめない人々そのもの。東峰村復興応援の旗印となるよう、これからも歌い続けていきたい」と語った。

　豪雨災害により最愛の妻を亡くした熊谷武夫さんは、「この2年間を振り返ると、あっという間だった。幸いなことに私は生き延びることができたが…今日の歌を聞くと、当時のことをふと思い出す」と話し、亡き妻を思い出して時折目に涙を浮かべていた。熊谷さんは、「災害に遭った直後、色んな人たちに助けられ支えられて、前向きに生きていくことができた。この村に再び活気を取り戻すため、これからもみんなが足を運んできてほしい」と笑顔を見せ、会場を後にした。

【内山 義之／長谷川 大輔】