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2021年07月22日 19:20

佐賀県武雄市ふるさと納税返礼品に発送遅れ、19年4月にも~アースグロー(株)(旧・(株)ジッパー)

 佐賀県武雄市のふるさと納税返礼品の発送が遅れ、寄付者からの苦情が市や委託事業者に多い日には1日100件ほど寄せられるという事態が発生している。 

 発送が遅れている返礼品は、 

・2020年度産さがびより15kg、12,285件、1億2,285万円(相当寄付金額) 

・佐賀県産和牛切り落とし1.2kg、14,041件、1億4,041万円(同) 

・佐賀県産和牛・九州産和牛切り落とし1.6kg、1,734件、1,734万円(同) 

寄付額総額で2億8,060万円にも上る。 

 発送遅れの原因は、ふるさと納税返礼品提供事業者の1社である、アースグロー(株)(旧・(株)ジッパー)(代表:小川太志、佐賀市田代2-2-32)が返礼品の調達をできなかったことによる。 

 ふるさと納税は、自治体と業務委託業者が委託契約を結び、業務委託業者が複数の返礼品提供事業者に発注することになっている。 

 アースグロー社は、2016年10月から19年5月まで武雄市のふるさと納税の業務委託を受けていたが、19年4月にも返礼品の発送遅れを起こしていた。また、過去にも他自治体で業務委託業者を務めており、直方市でも返礼品である人気家電の確保ができず送れないというトラブルを発生させている。同6月、武雄市はアースグローとの業務委託を打ち切り、ほかの企業と業務委託契約を締結。その業務委託業者の下で、アースグローは提供事業者として業務を行っていた。 

 このような経緯のある業者を提供業者に加えたことについて、市企画政策課は「19年4月に業務委託業者として発送遅れがあったが、翌5月にはすべて配送を完了させたこともあり、提供事業者としての登録にとくに問題はなかった」としているが、業務委託業者としても、提供事業者としても責任を果たせず、アースグロー代表の小川太志氏の能力不足が表面化したかたちとなった。なお、アースグローの売上高の推移をみると、20年6月期の売上高は7億1,000万円となり前期の30億5,000万円から大幅に減少している。

 市は引き続きアースグローに任せるのは困難と判断し、返礼品提供事業者を別の会社に切り替え、業務委託業者と協議を進め、一日も早く遅れている返礼品を届けたいとしている。なお、7月20日までに提供事業者は決まっていないという。 

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