オープンハウスがTOB　三栄建築を完全子会社化へ

　オープンハウスグループ（東証プライム）は、6月に東京都暴力団排除条例の規定による勧告を受けていた三栄建築設計（東証プライム）に対してTOBを開始することを発表した。

　買い付け価格は1株2,025円で、買収総額は約430億円。同社の株式（所有割合64.21％・自己株式除く）を保有する元社長・小池信三氏らについては、TOBへの応募に合意しているという。買付期間は8月17日から9月28日。

　なお、オープンハウスグループは、買付予定数の下限を14,144,700 株（所有割合66.67％）としており、応募がこれに満たない場合は買付を行わないという。オープンハウスグループは同社の完全子会社化を目的としており、TOBを経て株式売渡請求ないし株式併合による「二段階買収」を行う予定。

【永上　隼人】