2024年10月09日( 水 )

精密機械・機器製造のマルマエ(出水市)、24年8月期の業績を黒字予想へ修正

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 12日、(株)マルマエ(本社:鹿児島県出水市、前田俊一代表)は、2024年8月期の業績予想の上方修正を発表した。

 発表によると、当初予想では売上高は46億8,000万円、営業利益は7,700万円、経常利益は3,900万円の赤字、当期純利益は3,400万円の赤字であったが、修正後は売上高が47億4,900万円、営業利益が1億5,500万円、経常利益が4,200万円、当期純利益が2,900万円と黒字予想に修正された。

 修正の理由としては、顧客の在庫整理が進展したことで半導体分野の消耗品受注が拡大し、またFPD分野におけるG8 OLED向け受注が増加したことを挙げた。一方で、太陽電池製造装置部品については、当初予定していた約1億5,000万円の受注には至らず、全体の売上高は6,900万円の増加にとどまっている。また、損益面では設備投資や人員数の抑制が功を奏し、経常利益や純利益は改善が見込まれている。しかし、決算月に襲来した台風10号の影響により8月の工場稼働率は想定を下回っており、これが4,000万円の受注損失引当金および棚卸評価損の増加を引き起こしたとした。

【寺村朋輝】

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