ピエトロ、25年3月期業績予想を下方修正　純利益は前年比47.7％減見通し

　9日、（株）ピエトロ（本社：福岡市中央区、高橋泰行代表）は、2025年3月期の通期連結業績予想の下方修正を発表した。

　それによると昨年11月に発表した前回予想から、売上高のみは110億円から111億3,500万円（前期比10.3％増）に上方修正されたものの、営業利益は2億3,000万円から1億7,700万円（同18.8％減）、経常利益は2億1,500万円から1億6,000万円（同20.4％減）、当期純利益は9,900万円から5,700万円（同47.7％減）へといずれも下方修正された。

　理由としては、第4四半期以降に商品事業における主力ドレッシングの売上数量が計画を下回ったほか、野菜価格の高騰による原材料費の上昇が収益を圧迫した。さらに、直営店舗の減損損失や閉店にともなう中途解約違約金などの特別損失の計上もあった。また、海外子会社の清算完了により繰延税金資産の取り崩しを行い、法人税等調整額が発生したことも純利益の減少につながった。

【寺村朋輝】