日本情報クリエイト、25年6月期決算　増収増益

　12日、日本情報クリエイト（株）（本社：宮崎県都城市、辻村都雄代表）は2025年6月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は50億7,500万円（前期比14.4％増）、営業利益は10億400万円（同41.5％増）、経常利益は10億300万円（同35.5％増）、当期純利益は6億2,800万円（同46.4％増）で、増収増益となった。

　決算要因としては、不動産業界における慢性的な人手不足を背景に不動産DX推進需要が高水準を維持したことにより、管理ソリューションでは、入居者・オーナー向けアプリやAI提案ツールなどのサービス展開が堅調で、法改正対応やバージョンアップ需要も追い風となり、売上高は30億3,400万円（前年同期比10.7％増）となった。仲介ソリューションでは、ホームページやポータルサイト集客支援、CRM、電子契約サービスなどを通じた業務効率化支援が拡大し、売上高は19億8,800万円（同20.4％増）となった。ただし、今年5月に実施したアプリケーションの統合後にシステム障害が発生し、一部利用料の返金を行ったことが収益に影響を与えた。

　来期（26年6月期）の業績予想については、売上高58億円（前期比14.3％増）、営業利益12億円（同19.5％増）、経常利益12億1,000万円（同20.6％増）、当期純利益7億3,000万円（同16.2％増）で、引き続き増収増益を見込んでいる。

【寺村朋輝】