物流施設CPD福岡、粕屋で開発計画始動

 物流不動産に特化した資産運用会社の(株)センターポイント・ディベロップメント(東京都千代田区)は、この程、福岡県糟屋郡粕屋町において、マルチテナント型物流施設・CPD福岡の開発計画を始動すると発表した。

 開発地は現在施行中の粕屋町大隈西土地区画整理事業エリア内で、同エリアは九州自動車道・福岡インターチェンジ、ならびに福岡北部の横断軸でもある国道201号の近接地となっている。

 建築物の概要は地上4階建(耐震構造)で、1フロア約3,000坪の賃貸区画を有する。最小面積約1,600坪から最大6区画の分割を想定しており、各区画に大型荷物用EVと垂直搬送機を1基ずつ配備することで、多様な荷物への対応、保管および搬送の効率化を目指す。また、床荷重は1階2.5t/m2、2~4階1.5t/m2で、柱スパンは11m×10.65m、梁下天井有効高さ5.5mで、1~2階には合計42台が接車可能な高床トラックバースが設けられる。

CPD福岡外観イメージ
CPD福岡外観イメージ
※センターポイント・ディベロップメントリリースより
概略地図、★がCPD福岡開発地 *センターポイント・ディベロップメントリリースより
概略地図、★がCPD福岡開発地
※センターポイント・ディベロップメントリリースより

 施工は、物流施設建設で豊富な実績を有する、(株)塩浜工業が担う。着工は2026年2月、竣工は27年5月を予定している。

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<INFORMATION>
CPD福岡

所 在 地:福岡県糟屋郡粕屋町 大隈西土地区画整理事業地内
敷地面積 :約1万8,000m2
延床面積 :約4万3,000m2
構  造 :S造地上4階建
設計・施工:(株)塩浜工業 

【代源太朗】

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