ビューティカダンHD、26年6月期は減収赤字 生花祭壇・卸売の採算悪化響く

 14日、(株)ビューティカダンホールディングス(熊本市南区、舛田正一代表)は2026年6月期連結決算を発表した。それによると、売上高は73億200万円(前期比3.9%減)、営業利益は1億6,600万円の赤字(前期は500万円の赤字)、経常利益は1億8,100万円の赤字(同400万円の黒字)、当期純利益は1億7,400万円の赤字(同4,200万円の黒字)で、減収となったほか、経常利益と当期純利益は赤字に転落した。

 花き業界では、冠婚葬祭分野を中心に需要回復の動きがみられた一方、国内生産者の減少や物流費の上昇、資材価格の高止まりが続いている。こうしたなか、同社グループでは新たに肥料製造販売事業の売上が加わったものの、25年6月末にシステム開発事業を譲渡した影響などから減収となった。

 主力の生花祭壇事業は、売上高40億1,500万円(同1.5%減)、営業利益9,800万円(同54.9%減)となった。同社の取扱実績では施行件数が前期を下回ったほか、花材価格や人件費の上昇が利益を圧迫した。

 生花卸売事業は、売上高25億1,600万円(同1.5%減)、営業利益は21万円の赤字(前期は5,800万円の黒字)となり、赤字に転落した。冠婚葬祭分野の需要回復や新規顧客の獲得などで販売数量は堅調だった一方、円安にともなう仕入価格や物流費の高止まり、商品・販売構成の変化などが採算を悪化させた。

 ブライダル装花事業は売上高3億1,700万円(同5.4%減)だったものの、営業利益は600万円となり、前期の2,100万円の赤字から黒字転換した。既存会場でのシェア拡大により施行件数が増加したほか、販売価格の見直しや仕入原価の抑制、広告費・人員配置の適正化などが利益改善につながった。

 その他事業は、システム開発事業の譲渡による減収を、前期に売上計上がなかった肥料製造販売事業が一部補ったものの、売上高は4億5,200万円(同28.7%減)。システム開発事業の赤字が解消された一方、農業部門で連作障害の影響が続いたことなどから、営業利益は5,300万円の赤字(前期は2,900万円の赤字)に拡大した。

 27年6月期については、売上高74億円(同1.3%増)、営業利益1,000万円、経常利益1,500万円、当期純利益500万円を予想し、各利益段階で黒字転換を見込む。

 同社は1974年に熊本市で生花祭壇の販売、生花卸売を目的に創業し、現在は持株会社として子会社の経営管理などを手がける。グループでは生花祭壇、生花卸売、ブライダル装花を主要3事業とし、このほか冠婚葬祭関連の企画・コンサルタント、就労継続支援、農業、飲食、肥料製造販売などを展開している。

【寺村朋輝】

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