きょくとう、27年2月期中間は減収減益~クリーニング需要減と燃料・原材料高が響く
5日、(株)きょくとう(福岡市博多区、井上和美代表)は2027年2月期中間決算を発表した。それによると、売上高は29億7,600万円(前年同期比4.9%減)、営業利益は2億4,700万円(同20.2%減)、経常利益は2億8,800万円(同18.8%減)、中間純利益は2億700万円(同15.5%減)で、減収減益となった。
同社は25年5月に事業の一部譲受けで久留米市内の4店舗を取得したことを受け、業務効率化と同市でのシェア拡大を目的に26年3月から久留米プラントを稼働させた。また、新規3店舗を出店するとともに既存14店舗をリニューアル。一方、不採算店11店舗を閉鎖し、中間期末の店舗数は470店舗となった。
同社のホームクリーニング事業は、春の衣替えで重衣料の需要が増える3~5月が最需要期となり、売上高も上期に偏る傾向がある。今回の中間期はこの繁忙期を含むものの、クリーニング需要の減少や節約志向による出し控えなどから減収となった。
利益面では、中東情勢の悪化を背景に燃料費や原材料費などのコストが上昇し、利益面を圧迫。売上総利益が前年同期の23億1,800万円から21億7,700万円へ約1億4,000万円減少した。販管費は20億900万円から19億3,000万円へ減少したものの、粗利益の落ち込みを吸収できず、営業利益は約6,200万円減少した。営業外では受取配当金やその他収益が増加した一方、新たに貸倒引当金繰入額1,700万円を計上したことなどから、経常利益も減益となった。
27年2月期の通期業績予想は据え置き、売上高53億5,000万円(前期比2.0%増)、営業利益1億円、経常利益1億8,000万円(同87.9%増)、当期純利益1億2,000万円(同122.7%増)を見込む。中東情勢が長期化した場合の業績への影響は現時点で合理的な見積もりが困難としており、必要に応じて業績予想を修正するとしている。
【寺村朋輝】









