テノHD、少額短期保険子会社を5億円で売却 保育・介護の中核事業へ経営資源を集中

 5日、(株)テノ.ホールディングス(福岡市博多区、池内比呂子代表)は100%子会社のセーフティージャパン・リスクマネジメント(株)(大阪市西区、竹中力代表)の全株式を、(株)シード・コーポレーション(福岡市中央区、鈴木順子代表)に5億円で譲渡すると発表した。

保険事業を切り離し、中核事業へ集中

 テノHDグループは保育・介護支援事業を主軸としており、今回の売却について、グループ全体の経営資源の最適化を検討した結果としている。

 セーフティージャパン・リスクマネジメントは2007年設立で、少額短期保険業を展開する。テノHDは、同社の保険事業とグループの中核事業とのさらなるシナジー創出や経営効率化について検討したものの、中核事業へ経営資源を集中させる一方、保険事業とのシナジーが見込める譲受先のもとで事業を展開することが、同社の再成長にもつながると判断した。

 セーフティージャパン・リスクマネジメントの資本金は1億3,000万円。2026年3月期の経常収益は12億4,001万円、経常利益は961万円、当期純利益は645万円だった。24年3月期は経常利益195万円、25年3月期は360万円の経常赤字となるなど、直近3年間の利益水準は小幅に推移していた。26年3月期末の総資産は5億6,474万円、純資産は2億2,664万円。

譲受先は福岡のシード・コーポレーション

 譲受先のシード・コーポレーションは福岡市中央区薬院に本社を置き、駆付けサービス、コールセンターBPO、リテールサポート、サービス付帯事業などを展開する。資本金は1,200万円で、07年4月設立。テノHDとの間に資本、人的、取引関係はない。

 テノHDはセーフティージャパン・リスクマネジメントの2,600株すべてを5億円で譲渡する。売却価格は同社の26年3月期末純資産2億2,664万円の約2.2倍にあたる。株式譲渡にともない、テノHDは26年12月期の個別・連結決算で関係会社株式売却益を特別利益として計上する見込み。

【寺村朋輝】

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