厚労省はこのほど、疾病・障害認定審査会の感染症・予防接種審査分科会審議結果を公表した。予防接種と疾病との因果関係があるとして、医療費などが請求申請された19件のうち、11件について因果関係を認定した。
認定された申請のうち、死亡したのは接種時に2歳だった女児で、水痘ワクチンによって全身性炎症反応症候群、間質性肺炎、播種性血管内凝固症候群を起こしたことによる。また、MR(麻しん風しん混合)によって1歳の男児が知的障害となり、DPT(ジフテリア、百日咳、破傷風混合)によって生後11カ月の男児がてんかん、痙性四肢麻痺、精神発達遅滞、睡眠障害となった。
その他の予防接種による疾病・障害については、BCG(結核)による左腋窩リンパ節炎、BCG脊椎炎、左肩瘢痕ケロイド、PPSV(肺炎球菌多糖体)による蜂巣炎などが報告された。
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