2024年05月07日( 火 )

知っておきたい哲学の常識

フォローする

気になるタグをフォローすると、後でまとめ読みができます。

知っておきたい哲学の常識(25)─西洋篇(5)
知っておきたい哲学の常識(25)─西洋篇(5)
 学生のころ、中村元の『インド人の思惟方法』を読んだことがある。その本のなかで今でも忘れられないのは、「インド人にとって実在するのは観念であって、現象ではない」という言葉だ。
地域・文化 大嶋仁
知っておきたい哲学の常識(24)─西洋篇(4)
知っておきたい哲学の常識(24)─西洋篇(4)
 かつての日本では、アランという人のエッセーが読まれていた。体系的な本は書かず、簡潔にして味わい深い文章を書く市民哲学者ということになっていた。
地域・文化 大嶋仁
知っておきたい哲学の常識(23)─西洋篇(3)
知っておきたい哲学の常識(23)─西洋篇(3)
 ピタゴラスの定理というのを学校で習った。直角三角形がどうのこうのという定理である。よくもそんなことを考えたものと思うのだが、古代ギリシャには円周率πを計算した人もいる。
地域・文化 大嶋仁
知っておきたい哲学の常識(22)─西洋篇(2)
知っておきたい哲学の常識(22)─西洋篇(2)
 古代ギリシャのホメロスの語った冒険物語は現代にまで受け継がれている。そのうちの1つ「オディッセー」は西洋文学の原点ともいわれる。
地域・文化 大嶋仁
知っておきたい哲学の常識(21)─西洋篇(1)
知っておきたい哲学の常識(21)─西洋篇(1)
 西洋哲学の父といえばソクラテスと思う人も多いだろう。いや、プラトンから西洋哲学が始まるのだという人もいる。しかし、後々まで西洋人の常識として居すわったのはパルメニデスである。
地域・文化 大嶋仁
知っておきたい哲学の常識(20)─日本篇(10)
知っておきたい哲学の常識(20)─日本篇(10)
 カズオ・イシグロといえば長崎生まれのノーベル賞作家。5歳のときに両親とともにイギリスに渡り、そのまま彼の地にとどまって国籍もイギリスとなった。だから、日本人とはいえない。
地域・文化 大嶋仁
知っておきたい哲学の常識(19)─日本篇(9)
知っておきたい哲学の常識(19)─日本篇(9)
 もう十数年も前、パリで西田幾多郎について話をする機会を得た。
地域・文化 大嶋仁
知っておきたい哲学の常識(18)─日本篇(8)
知っておきたい哲学の常識(18)─日本篇(8)
 二刀流は日本のお家芸である。日本文化は何かといえば、二刀流文化すなわちハイブリッド文化である。
地域・文化 大嶋仁
知っておきたい哲学の常識(17)─日本篇(7)
知っておきたい哲学の常識(17)─日本篇(7)
 幕末から明治維新にかけての激動の時代を乗り切るには体力だけでなく、並外れた知力と根性が要る。そのような資質をすべて備えていたのが、大分は中津出身の福沢諭吉だ。
地域・文化 大嶋仁
知っておきたい哲学の常識(16)─日本篇(6)
知っておきたい哲学の常識(16)─日本篇(6)
 丹波は京都の奥座敷と呼ばれている。その丹波に生まれたのが、現在にまでその影響力をおよぼすといわれる商人思想家・石田梅岩である。
地域・文化 大嶋仁
知っておきたい哲学の常識(15)─日本篇(5)
知っておきたい哲学の常識(15)─日本篇(5)
 本居宣長といえば江戸後期の国学者として知られる人物で、その影響力は明治以降にもおよんでいるといわれる。では、彼はどんな考え方をもっていたのか。
地域・文化 大嶋仁
知っておきたい哲学の常識(14)―日本篇(4)
知っておきたい哲学の常識(14)―日本篇(4)
 江戸時代中期は日本思想史の頂点をなす。無論、当時の知識層の数は全人口からすればわずかで、思想史の頂点といっても、国民の大半はそれに関与していない。
地域・文化 大嶋仁
知っておきたい哲学の常識(13)─日本篇(3)
知っておきたい哲学の常識(13)─日本篇(3)
 市ヶ谷で割腹自殺を遂げた作家の三島由紀夫は「日本に愛はない」と言った。「愛」は英語のラヴの訳語で、日本では愛のかわりに「恋」があるからだと。
地域・文化 大嶋仁
知っておきたい哲学の常識(12)─日本篇(2)
知っておきたい哲学の常識(12)─日本篇(2)
 平安時代末期は日本人の心が大きく変わった時代である。それより3世紀前に聖徳太子が広めた仏教が、ようやく日本人の心に浸みこんだのだ。
地域・文化 大嶋仁
知っておきたい哲学の常識(11)─日本篇(1)
知っておきたい哲学の常識(11)─日本篇(1)
 明治の先覚者・中江兆民には福沢諭吉ほど影響力はなかった。福沢が科学時代の先陣を切ったのに対し、兆民の方は政府にとって厄介な「民権」を掲げたからである。
地域・文化 大嶋仁
知っておきたい哲学の常識─日常篇(10)
知っておきたい哲学の常識─日常篇(10)
 福岡大学を出て文楽の世界に入り、義太夫語りとして活躍している人物がいる。この世界を知る人なら、「ああ、竹本小住太夫のことね。文楽界のホープです」と言うだろう。
地域・文化 大嶋仁
知っておきたい哲学の常識―日常篇(9)
知っておきたい哲学の常識―日常篇(9)
 一昔前、よく耳にした言葉に「自分探し」というのがあった。探すというのだから、見失っているという実感があるのにちがいない。
地域・文化 大嶋仁
知っておきたい哲学の常識―日常篇(8)
知っておきたい哲学の常識―日常篇(8)
    西洋の文化と東洋、とくに東アジアの文化のちがいのひとつは、月並みな言い方だが、前者が「愛」の文化とすれば、後者が「礼」の文化であるというちがいであろう。
地域・文化 大嶋仁
知っておきたい哲学の常識―日常篇(7)
知っておきたい哲学の常識―日常篇(7)
「カラオケというのは悪いものではないんですよ。声を出して歌うのは健康にいいし、それに鬱屈した気持ちを発散させる効果もあるんです。」なるほど、歌うことにはいろいろよい効果があるようだ。
地域・文化 大嶋仁
知っておきたい哲学の常識―日常篇(6)
知っておきたい哲学の常識―日常篇(6)
 ウクライナ戦争が始まって数カ月経ったころ、福岡市内で地下鉄に乗っていたら、隣に座っていた男性が「人間って、ちっとも進歩しないな」と新聞を見ながらひとり言のように言った。
地域・文化 大嶋仁