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2017年11月13日 07:02

多発する福岡県職員の不祥事 カギは過剰飲酒への早期介入(中)

 福岡県職員の不祥事が、8月以降急増している。すでに、昨年度より1人多い3人の職員が懲戒免職などの処分を受けており、昨年度の3倍以上の処分件数になることは確実だ。県は職員の不祥事を防止するため、研修などを中心に対策をとってきたが、効果について限界を露呈したかたちだ。

飲酒行為で剥がれ落ちる「まじめな公務員」のマスク

 長く犯罪被害者支援を行ってきた、臨床心理士の関根剛・大分県立看護科学大人間科学講座准教授は、犯罪を起こす側の心の動き(犯罪心理学)から、公務員が起こす不祥事について分析している。10年に大分県が県内の公務員を対象に行った研修では、不祥事を起こす心理状況について講演を行った実績がある。

 県庁職員に代表される地方公務員は、銀行などと並ぶ安定した職場として新卒者から人気が高い。福岡県の場合も、直近5年間の採用倍率(1類行政職)が10.8倍から18.1倍と、高い水準を維持している。その高倍率をくぐり抜けた、いわば知的で人間性も評価された人間がなぜ、飲酒によって問題行動を起こすのか。関根准教授はその状況を分析する前提として、「公務員はまじめで規律正しくあるべき」という固定観念に、職員自身が縛られていることに注目している。

 「公務員や警察官、さらに教員。民間では銀行員などの職業は、普段から生真面目であるべきと律せられている部分が少なからずあります。周囲から求められているし、真面目さゆえに自らも進んでその型にはまっていくなかで、無意識に表の顔と裏の顔を持つことで精神的なバランスをとる傾向があるのです」(関根准教授)。

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 「公務員だから」と自らの欲求を抑え込むことが多くなると、「裏の顔が育ちやすく」(同准教授)なり、他人に見えない部分で羽目をはずしてバランスを取ろうとする心理状態に陥る可能性もあるという。そして、普段かぶっている「まじめな公務員のマスク」を剥ぐきっかけの代表的なものが飲酒であり、マスクの息苦しさと比例して正常な状態と飲酒状態との落差が激しくなる。

 もちろん、すべての公務員に当てはまる現象ではなく、表と裏の顔を持つことがすなわち悪、でもない。うまくつきあえばむしろ精神的安定をもたらす効果もあるからだ。しかし、重大な不祥事を起こすような場合は、本人が強いストレスを受けていることに加えて、飲酒によって裏の顔に対する自制が効かなくなっている場合がある。

(つづく)

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