久留米市・欠陥マンション裁判、弁論終結~4月13日に判決
2017年1月26日 15:04
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切実な訴えを強調する原告側の住民たち
福岡県久留米市の分譲マンション「新生マンション花畑西」の住民らが、建築確認を行った久留米市に対し、建築基準法9条に基づく建て替え命令を出すように求めた行政訴訟と約9億5,800万円の損害賠償請求を求めた裁判(福岡地裁)は、26日に弁論が終結。4月13日に判決が言い渡される。
「住まいは一生に一度の買い物。それが住み始めてすぐに欠陥が出たとなれば、実にやりきれない。これまで時間はかかったが、ようやく判決が出ることでほっとしている」。傍聴に訪れた原告側の住民は、安堵の表情を浮かべた。住民らが実施した耐震診断では、建物の耐震強度が、国が定めた建物の除却(解体)の目安である「50%」を大幅に下回る「24%」であることが判明した。昨年4月の熊本地震をはじめ、全国各地で地震が発生するなか、住民の不安は募るばかりだ。
なお、「新生マンション花畑西」の欠陥について、住民らは、元請施工会社の鹿島建設(株)や設計・監理の(株)木村建築研究所に対して、損害賠償を求める訴訟も起こしており、27日、福岡地裁久留米支部で裁判が行われる。
【山下 康太】
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