水素ステーション300軒新設へ トヨタら新会社設立
-
トヨタ自動車、JXTGホールディングス、東京ガス、出光興産、岩谷産業、ホンダなどが共同で出資し、次世代のエコカー、水素燃料自動車に燃料を供給するための水素ステーションを運営する新会社を設立することがわかった。新会社は2028年までの間に全国で300カ所程度の水素ステーションを新設するとしている。
水素を利用して走行する燃料電池自動車は、水だけを排出するいわば究極のエコカー。しかし現時点では全国で1,700台ほどが普及し、水素ステーションは90カ所程度が稼働しているに過ぎない。新会社によって水素ステーションが増えることは燃料電池自動車普及のための大切なインフラ整備であるのは間違いないが、現在ガソリンスタンドは全国におよそ3万2,000軒。全盛期には6万軒を超えていたともいわれ、燃料電池自動車のブレイクスルーを呼ぶにはまだまだ時間がかかりそうだ。
とはいえ、ステーションの増加と燃料電池自動車の普及が進めば、水素自体の供給量も増えてコストも下がってくるはず。国が示したロードマップによれば、20年には「ハイブリッド車の燃料代と同等以下の水素価格の実現」を目指すとしている。オリンピックイヤーには、日本中の道路で燃料電池自動車の姿を見かけることを期待したい。
【深水 央】
関連記事
2024年4月8日 14:102024年4月3日 15:002024年4月1日 17:002024年4月18日 10:452024年4月15日 17:202024年4月5日 17:402024年4月18日 10:45
最近の人気記事
2024年4月15日 12:00
2024年4月16日 14:20
2024年4月17日 09:50
2024年4月15日 13:00
2024年4月11日 16:10
まちかど風景
2024年4月8日 09:30
- 優良企業を集めた求人サイト
-
Premium Search 求人を探す
- 業界注目!特集
-
産廃処理最前線
サステナブルな社会を目指す
- MAX WORLD監修
-
パーム油やPKSの情報を発信
パームエナジーニュース