二場元ガバナーの権勢の栄枯盛衰物語(15)リジョン運営での信頼関係の重要性

世界的な奉仕団体である『ライオンズクラブ』。その慈善運動は社会的に広く認知されている。ところがライオンズクラブの複数の会員から「福岡地区=337-A地区には問題がある」との情報が入ってきた。本来国際奉仕団体としての活動は名誉栄達ではなく、純粋な社会貢献にある。

ライオンズ国際協会337-A地区元ガバナー
二場安之氏

リジョン会の紛糾

 今回で15回目となるが、ライオンズクラブの組織運営が民主的でなければならないことを再三述べてきた。しかし「337-A地区」の2リジョンの運営が2013年頃から民主的といえない状態にあった。各リジョンの運営に大きな役割を担うのがリジョン・チェアパーソン(RC)であるが、RCの選任が2年連続で同一クラブからであったことなど、2リジョン内に批判の声が高まっていった。

 当時の関係者に話を聞くと、2リジョンを構成する各クラブが集まって行われるリジョン会が紛糾することがあったという。リジョン会とは、地区ガバナーの指導に基づいて、リジョン(エリアの意味)の活動報告や審議などを行う協議機関である。

 リジョン会で大きな役割をはたすのがリジョン・チェアパーソンである。リジョン会は現職や次期会長、会長・幹事といった役職者が集まる。年数回行われているという。

 12年頃の「337-A地区」2リジョンは28クラブが加盟していた。同時期、同じく福岡市をエリアとする4リジョンが25クラブであったので、一大勢力であった。その後、2リジョンでは、数クラブの再編が行われている。なお12年の2リジョンのRCは現在、4リジョンに所属する黒木善弘氏で、RCとして2リジョンの統括をしていた。

 これまで取り上げてきた経緯を経て、22年に6リジョンが分離独立したが、福岡舞鶴や福岡大樹など13クラブが2リジョンから離脱している。直近の新たな加入の動きもあり、福岡城東や福岡黒田も2リジョンから6リジョンに移るようである。

 6リジョンに移行したクラブの会員は「2リジョン内でガバナーの公式訪問のボイコットもあり、もう一緒にやれないとなった」と語ったが、ボイコットとは穏やかな話ではない。それだけ内部における争いが激化していたということだ。

6リジョンは一枚岩

 2リジョンから独立して何が変わったのだろうか。2リジョン時代からの会員は「良かったことはですね、一枚岩になれたことです。全クラブが同じ行動をとらなきゃ。合同アクティビティもできてるし。今度、花見も行います」と嬉しそうに述べつつ、「2、3人しか来ないクラブもありますけど、クラブ例会を振り替えて来るってところもありますし。 人の数が少なければ、みんなそれぞれ奮い立って活動しています」と語った。

 どういう活動を展開していくにしても、方向性の一致や信頼関係がなければならない。一方で新規会員をどう拡大していくのかなど課題があるとも述べたが、前提として民主的な運営に基づいて行われることが何より重要なのである。

(つづく)

【近藤将勝】

< 前の記事
(14)

関連記事