2月16日付の西日本新聞朝刊に別府市が「今は別府に行くより、草津に行こうぜ」とのキャッチフレーズを掲げた広告を掲載した。1月23日の草津白根山の噴火により、甚大な被害を受け、宿泊客のキャンセルが相次いだ草津温泉にエールを送っている。
ライバルである草津温泉にエールを送る広告を掲載した理由について別府市観光課に取材したところ、この広告掲載は「恩返し事業の一環」だとしている。
昨年11月6日、熊本地震で被災した別府市は、各地からの支援への恩返しに別府の湯を全国で届けて回った。その途中で寄った草津で温泉の湯を1万リットル分けてもらったという。「湯を提供して頂いた恩義に応えなければと思い、今回の広告掲載に至りました」と担当者。
ライバルがゆえにエールを送る。その心意気も別府温泉の人気の要因なのかもしれない。
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