西中洲樋口、「罰金刑」後も大型工事を受注
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福岡の建設業界を騒然とさせた、西中洲樋口建設の「廃業届」提出。突然の動きの裏には、同社前代表取締役、横尾博氏(以下、横尾氏)の暴行事件があった。
横尾氏は、その暴行事件で罰金刑に処せられており、本来なら建設業法の規定に従って許可が「取り消し」になる事案だ。同社は、福岡県、そして取引先にも罰金刑、廃業の事実を隠して新たな建設業許可を申請し、これまで通りに業界で存在感を発揮しようとしていた。一連の流れを、時系列に従って整理した。
建設業法には、建設業許可の欠格要件に該当する事由が発生した場合、当該建設業者はその旨を「2週間以内に受注した工事の注文者に報告しなければならない」とある。
女性への暴力行為の後、1年間もその事実を隠し、公共工事を受注し続けた同社。その社会的責任は重い。【特別取材班】
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