地域ボランティア「ひまわり会」　10周記念年パーティーで決意新た

　福岡の経営者らが組織するボランティア団体「ひまわり会」は19日、福岡市内のホテルで発足10周年記念祝賀会を開催した。
　会長の的野寛氏は「楽しいことも辛いこともあったが、たしかな足跡を残してこられたのでは」と、これまでの活動を振り返り、「今後20年30年、社会に必要とされる会にしたい」と決意を新たにしていた。

　青少年の健全育成を目指す「ひまわり会」は設立以来3～10月の最終日曜日に福岡市中央区の天神で街頭募金を実施。東日本大震災や熊本地震の被災地の養護施設などに寄付を続けてきた。
　「ひまわり会」から支援を受けるカンボジア地雷撤去キャンペーン・大谷賢二代表は「ひまわり会の資金で建設された2つの中学校の貯水タンクが多くの生徒の命をすくった」と謝意を示した。ひまわり会から「次の貯水槽の資金に活用してほしい」とサプライズで募金を授与された大谷氏が声を詰まらせる一幕もあった。

　祝賀会には九州プロレスの筑前りょう太氏や楠田大蔵太宰府市長ら多彩な顔触れが参加し、祝賀会に花を添えた。最後に挨拶にたった副会長の小林 賢治氏からは活動の継続発展に向けた入会案内などもあった。

■ひまわり会
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