
鹿児島市に本店を置く鹿児島興業信用組合(滿田學理事長)は11月22日、元女性職員が顧客名義を不正使用し、約1,900万円を着服していたと発表した。着服していたのは、鹿児島市東千石町の鹿児島興業信用組合本店の元職員の43歳の女性で、組合は今月15日、この女性を懲戒解雇している。
組合の発表によると、元職員は2018年2月から19年10月にかけて、顧客名義を不正に使い、ローン申込書や返済用の普通預金口座の開設申込書を作成。融資を実行し、その融資金を無断で引き出して、元職員は借入金の返済や、生活費、遊興費に充てていた。被害者は11名で、計16件。被害額は1,905万円に上る。
発覚したのは、顧客に借入金の返済予定表が郵送され、身の覚えのない借入金であることを顧客が組合に申し出たため。組合は着服された全額が返済されているとして、刑事告訴はしないとしている。経営陣の処分については、今後の理事会で決定される。
データ・マックスでは、過去に表面化していない同組合の疑惑について、報じている。
【東城 洋平】
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