2024年04月19日( 金 )

【政界インサイダー情報】「沈み逝く」安倍一強不沈戦艦の終末期

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 「超巨大で、安全で、絶対に沈まない」と言われていた豪華客船・タイタニック、戦艦大和、武蔵などの例を挙げるまでもなく、いまだ「不沈船」というものは、この世に存在しない。これは「おごれる者の悲惨な末路」を示すものであり、いつの時代も、人間が造ったものはいつか必ず崩壊するという、世界共通の人類の教訓である。

 安倍一強政権の崩れゆく様子は、その典型でもある。いずれも、最期は、自らの重みと自らが起こす原因で自爆し、深い海の底に沈んでいくのである。それはすべて歴史が証明している!

 森友、加計、桜、IRカジノ疑惑に、コロナ戦時下での河合安里夫婦への「1億5,000万円関連疑惑」、黒川検察官の定年延長に、思いもしない当人の"賭けマージャン疑惑"。さらに、ここにきて、安倍PCR検査数、西村、加藤大臣などのお粗末発言に加え、最後は、あろうことか肝心要の、10万円給付と雇用調整助成金などの各行政機関のハード、ソフトの不備によるITシステム問題となっている。“超お粗末”、もう、すべての国民が"あ然"を通り越してあきれかえっている!まるで自ら海の底深くに自沈しようとしているかのようである。

 これらの状態は、新型コロナ感染拡大によって偶然発生したものではない。すべては"必然"である!また、この安倍一強政権の終末期を、我が国だけの問題として誤った認識をしてはいけない。大多数の国民によるSNSによる批判行動をみると、まだこの国にも救いがあると感じる。

 今の状況を世界中の人々から見られていると認識すべきである!代表的なものとして、先日のトランプ大統領の盟友であるラスベガスSand'sのアデルソン氏による日本からの撤退発言が挙げられる。これは、マスコミ報道による"採算が合わない"という単純な理由からではなく、安倍一強政権のすべてを「見限った」うえでの行動なのである。

 筆者が以前から指摘しているように、今後の「パラダイムシフトは必然」で、今回の安倍一強政権の右往左往した挙句の崩壊の仕方が、この国の将来を決定付けることになりかねないのである。

 先に述べた各行政機関のIT設備などの不備は、この国の厳然たる古くからの封建制度的「官僚主導国家」の終末期であり、「遅い」「答えが出ない」「責任を取らない」「何を考えているか理解できない」などは、もう一切通用しない!

 覇権を狙う中国をはじめとするアジア諸国から見ても「一流国」であるはずの我が国の中身のお粗末さがすべて露呈してしまっている。米中のWHO問題その他、IR問題も、大阪IRを除き、すべての中華系企業にチャンスはないのに、各行政機関はいまだ何を考えているのか?今は、コロナ問題に一極集中すべきである。

 コロナ問題に関して、これだけ死亡者数が少ないのに、世界から評価されず、お隣の韓国の方が評価されている始末である。日本国民は一流だが、政府が三流、行政機関に至っては最悪である!しかし、これは我々国民の責任でもある。まず、近く支給されるであろう、公務員のボーナス。これだけ「明日が見えない」国民がいる環境下で、絶対に支給させてはいけない!
 こんな「平和ボケ」の国は、世界中にない。他国なら、暴動が起こるだろう。しかし、この国もまだまだ、すてたものではないのも事実!皆さん一緒に頑張りましょう。

【青木 義彦】

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