九州電力 海外での地熱発電事業を強化へ~米国の地熱技術サービス企業を買収
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九州電力(以下「九電」)は6月1日、グループ企業の(株)キューデン・インターナショナルと西日本技術開発(株)が、地熱技術サービスを提供する米国サーモケム社の買収に係る株式購入契約を締結(5月29日調印)したと発表した。
九電によると、サーモケム社は高度な地熱技術サービス、専門機器の製造販売・研究開発およびコンサルティングサービスを提供しており、高い技術力や製品開発力、ならびに豊富な知見を有するという。
また、サーモケム社はインドネシアにも拠点を有しており、九電が2007年からインドネシアで参画しているサルーラ地熱IPPプロジェクト(合計出力約33万kW、25%出資)では、井戸掘削工事中の流量測定や試験サービスなどの実施にも携わっている。
九電グループが単独で海外の企業を買収するのは初。
九電は海外電気事業を強化しており、18年時点での合計持ち分出力155万kWを、30年には500万kWに引き上げることを目標として掲げている。【茅野 雅弘】
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