【速報】安倍首相が辞意を表明

　安倍晋三首相は午後5時から記者会見を開き、辞意を表明した。安倍首相は「7月半ばに持病の潰瘍性大腸炎が確認された」「大切な政治判断を誤るおそれがある」と時折声を詰まらせながら辞任の理由が自身の健康状態の悪化によると述べた。安倍首相は17日、24日と東京・信濃町の慶応大学病院を訪れており、検査などを行っていた。

　安倍首相は19日に夏休みを終えて公務に復帰。「仕事に復帰して頑張りたい」と意欲を示していたが、わずか9日で突然の辞任劇となった。　

　安倍首相は2007年の第1次政権時、参議院選挙惨敗後に健康悪化を理由に退陣。12年12月に再登板して以降は連続在任日数を伸ばし続け、今月24日に2,799日となり、これまで最長であった大叔父の佐藤栄作元首相の記録（2,798日）を更新し、歴代トップとなっていた。