スーパーのパート・アルバイト時給の指標となる最低賃金が10月から福岡県で1円、佐賀と大分県で2円、長崎などのその他の4県で3円引き上げられることになった。
新しい最賃は福岡県842円、佐賀・大分792円、その他4県は793円となる。
福岡都市圏の食品スーパーでは現在、平日昼間帯のレジ係で時給841円~850円が相場。最賃と同額の841円は少なくとも1円の引き上げが必要になるが、これを除くと据え置かれる公算が大。
最賃は2016年度から4年連続で前年度比3%以上の改訂が行われてきた。15年10月にマルキョウは760円、西鉄ストアは750円だったが、19年10月にそれぞれ850円、841円と4年間で12%前後上昇した。この間、売上は伸び悩んでおり、人件費増を吸収するため人員配置の見直しや作業の改善、セルフレジの導入で総労働時間を抑制してきた。
最賃の改訂幅がわずかであることやコロナ禍で労働需給が緩和されていることもあって、今年度は時給の引き上げを見送るのが大勢と見られる。
※この記事は有料記事です。全文を読むには「流通メルマガ」の申し込みが必要です。
※「流通メルマガ」試読申し込みフォームはコチラ >>
流通メルマガのご案内
流通メルマガは沖縄を除く九州地区の食品スーパー、ドラッグストア、ディスカウントストアなどの小売業の情報を、土日祝日を除く毎日タイムリーに配信しています。現在、1カ月間に限り、無料で配信させていただきます。無料試読希望者は、下記のメールフォームからお申し込みください。
※「流通メルマガ」試読申し込みフォームはコチラ >>
関連記事
2025年5月13日 16:00
2025年5月9日 10:30
2025年5月6日 06:00
2025年5月15日 06:00
2025年5月4日 06:00
2025年5月1日 15:20
2025年4月3日 17:30