東京都、グミ形状の健康食品からメラトニン検出

　東京都は12日、インターネット上で販売されていたグミ形状の健康食品から、医薬品成分のメラトニンが検出されたと発表した。

　問題の商品は、「HEMP Baby CBDグミ」（原産国：米国、輸入販売元：（株）CIGA、東京都渋谷区）。都が検査した結果、グミ1個あたりからメラトニン1.5～3.7mgが検出された。

　医薬品医療機器等法（薬機法）に違反することから、都は販売店舗に販売中止と商品の自主回収を指示した。

　消費者に対しては、同商品の摂取により健康被害が出る可能性があると注意を呼びかけている。現在のところ、健康被害が発生したという報告は寄せられていない。

　メラトニンは入眠改善剤の有効成分。傾眠、頭痛、肝機能検査値の上昇などの副作用がある。

【木村　祐作】