老朽化進むビルにリノベーションで新しい価値を付与　「UNPLAN Fukuoka」　

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2021年6月4日 17:47

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　三菱地所レジデンス（株）がリノベーションを手がけたホステル「UNPLAN Fukuoka」が5日にオープンする。

　三菱地所レジデンスは、築年数が経過したビルを再生し、新たに賃貸用に提供する「Reビル事業（既存ストックリノベーション賃貸事業）」に取り組んでおり、今回は同プロジェクトで初めてとなる宿泊施設へのリノベーションを実施した。

　三菱地所レジデンスはBLOOMING中西（株）が所有するビルが抱えていた空きフロアおよび老朽化問題を解決すべく、オフィスだった建物のホステルへのリノベーションを実施、今後は「FIKA COFFEE」を運営する（株）FIKAに転貸され、ホステルとして運営される。

　同施設の1階にはFIKAが手がけるカフェ「Gather by UNPLAN」（オープン中）、2～5階には客室として男女混合ドミトリー、女性専用ドミトリー、POD（1人用ユニット）、個室（ツイン、ダブル、和室、4人部屋）を備え、訪日外国人観光客からファミリー客、長期滞在者やワーケーション利用客まで幅広く対応することができる。

　またIoTを活用することで、宿泊予約からチェックイン、入室までの対人接触機会を減らし、コロナ禍でも安心して利用ができるシステムを導入した。

　同プロジェクトについてFIKA 福山大樹代表は「福岡市は交通の便が非常に良いだけでなく、歴史や文化の詰まった場所として観光客から人気です。また、スタートアップ事業の推進でベンチャー企業が多く、新しい働き方に注目が集まっています。天神や中洲といった繁華街とは違った価値をこの場所で創出したい」と話す。