ダイエット食品で健康被害発生

　千葉市と兵庫県西宮市は7日、インターネット通販で売られているダイエット食品から医薬品成分が検出されたと発表した。

　ダイエット食品による健康被害の届出を受けて、国立医薬品食品衛生研究所で検査したところ、製品から医薬品成分の「シブトラミン」が検出された。被害者は頭痛・動悸・ほてり・吐き気などが生じたという。

　問題の製品は、「Detoxeret Jelly（セロリと海藻の風味）」「――（ブラックカカオ蜂蜜風味）」。両市では購入者に向けて、摂取の中止と、健康被害が疑われる場合には医療機関の受診を呼びかけている。

　シブトラミンは海外で医薬品として承認されているが、国内では未承認。副作用として血圧上昇、心拍数増加、頭痛などが報告されている。

【木村　祐作】