2024年04月25日( 木 )

教育投資は回収できない~進学を根底から洗い直す必要あり

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kyositu 親は世間体を気にして子供を4年制大学へ進学させようとする。しかし、教育投資の観点から言えば全く無駄である現実を知るべきだ。

 A氏が血相を変えて飛んできた。
 「今月末(9月30日)までに後期の39授業料を納めないと除籍される。20万円足りない」と無心に来たのである。A氏の子供は女で福岡市内の大学2年生文系なのだ。「そこまで苦労し卒業しても、はたして教育投資額を回収できるもんか!!文系であるならたいした就職先もないだろう」と突き放した。

 驚いたことにA氏自身も頷く。「文系でも授業料年間100万円かかる。4年間で入学資金を含めて500万円は要る。さらに娘は毎月、奨学資金を3.5万円借りている。娘は卒業時点では180万円借金することになる。果たして返済できるだろうか!!」と不安げな顔付きになっている。最後に「専門学校でもやればよかったかな」と反省しきりである。来年は息子が理系の大学を受験するそうだ。

 

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