2024年05月18日( 土 )

黒崎播磨、24年期第2四半期では増収と大幅増益、耐火物事業のインド事業拡大が寄与

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 黒崎播磨(株)(本社:北九州市八幡西区、江川和宏代表)は、2024年3月期第2四半期の決算を発表した。

 それによると、売上高は前年同期比10.9%増の893億9,900万円、営業利益は同54.6%増の75億9,600万円、経常利益は同51.2増の85億9,300万円、四半期純利益は同85.1%増の66億1,900万円となり、増収と大幅な増益となったことが分かった。

 要因としては、昨年度来、耐火物事業における原料・エネルギー価格などコスト上昇分の着実な販売価格転嫁が進んだことに加え、堅調なインド鉄鋼市場などでの事業拡大ならびに非鉄分野向け拡販などに取り組んだ結果としており、セグメント別では耐火物事業の利益が同78.7%増の65億800万円となり、これが大幅増益に寄与した。しかし、それ以外のファーネス事業、セラミックス事業、不動産事業はいずれも減益となった。

 24年3月期の通期予想を、売上高は前期比5.3%増の1,740億円、営業利益は同21.7%増の136億円、経常利益は同20.0%増145億円、当期純利益は同49.7%増の124億円としている。

【寺村 朋輝】

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