2024年05月05日( 日 )

小野建、23年9月中間期は増収減益に

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 小野建(株)(本社:北九州市小倉北区、小野建代表/東証プライム・福証)の2023年9月中間期(24年3月期第2四半期)は、売上高1,403億1,700万円(前年同期比12.0%増)、営業利益42億2,000万円(同▲20.3%)、経常利益43億4,900万円(同▲19.1%)、四半期純利益28億6,900万円(同▲16.8%)と増収減益となった。

 工事請負事業において大型工事物件を中心に順調に進捗したことで増収となったが、一方で、人員の増加とベースアップにともなう人件費の増加、拠点整備に係る設備投資にかかる費用の増加などによって販管費が増加したことで減益となった。セグメント別では、「九州・中国エリア」「関西・中京エリア」「関東・東北エリア」のいずれも増収減益となっている。

 同社グループが属する鉄鋼・建材流通業界では、業種業態により国内の需要動向にバラつきがある状況となっている。なかでも、建設関連においては大型工事が非常に多い一方で、中小型工事としての需要は盛り上がりに欠ける状況となるなど、需要の偏りが顕著だという。今後の需要環境については、依然として地域および業種業態によってバラつきのある状況は変化なく推移する見込みとしている。 
 24年3月期通期の予測については、売上高2,865億8,300万円(前年同期比9.1%増)、営業利益93億7,000万円(同▲3.8%減)、経常利益95億7,400万円(同▲3.8%)、当期純利益67億900万円(同▲4.5%)と増収減益を予測している。

【坂田 憲治】

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