売れるネット広告社グループ4社目、子会社『売れるD2C業界M&A社』新設

　（株）売れるネット広告社（加藤公一レオ代表／東証グロース、以下、同社）は1月15日の取締役会において、100％子会社としてD2C業界に特化したM&A仲介事業に関するサービス提供を行う「（株）売れるD2C業界M&A社」を設立することを決めた。上場後4社目のグループ会社となる。

　売れるD2C業界M&A社設立の背景には、国内のD2C事業者が増加傾向にある一方で、資金不足や人材不足、後継者不在などの課題を抱えたクライアントの存在を同社が目の当たりにしてきたことがある。新会社の設立によって、同社がこれまで10年以上にわたりD2C（ネット通販）業界に携わってきた知見を生かし、マッチングの実現などでクライアントの課題解決に取り組むとともに、同社の事業基盤であるD2C（ネット通販）業界全体の発展に貢献していくことを目指す。

　さらに、日本のM&Aの現状についても同社は、日本におけるベンチャーキャピタルの投資先企業が、「IPO：7割、M&A：3割」である一方、GDP世界1位のアメリカにおいては「IPO：1割、M&A：9割」（出典元：（一財）ベンチャーエンタープライズセンター「ベンチャー白書」）というデータをもとに、「日本のM&A市場についてはまだ大きな伸びしろがあり、日本においてはM&Aを活用することでD2C（ネット通販）事業者選択肢の幅を広げることができる」との考えも示した。

　売れるD2C業界M&A社が取り組む事業領域ついては、売り手・買い手ともに、D2C（ネット通販）企業をはじめ、広告代理店やコンサル会社もターゲットとして、ネット通販業界の活性化を図るとしている。

【松本　悠子】

設立する子会社の概要

（株）売れるD2C業界M&A社

所在地　：東京都港区台場2-3-1
代　表　：佐藤　精一
事業内容：D2C（ネット通販）特化型
　　　　　M&A仲介事業
資本金　：1,000万円
設　立　：2024年2月（予定）
 

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