2024年12月11日( 水 )

誠里建設(行橋市)と同社代表取締役を安衛法違反で書類送検

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 26日、行橋労働基準監督署は、(株)誠里建設(本社:行橋市)と、同社代表取締役社長について、労働安全衛生法違反の疑いで福岡地方検察庁小倉支部に書類送検したと発表した。

 発表によると、今年2月15日、福岡県行橋市内において同社が請け負った高潮対策護岸工事の現場において、同社の労働者がドラグ・ショベルを運転し、約30度の傾斜がある川岸を下って作業をしていたところ、ドラグ・ショベルがバランスを崩し川に転落し、運転席から投げ出された労働者が重機の下敷きとなって死亡する事故が発生した。

 同署が調査したところ、同社は法令で定められた「路肩、傾斜地等で車両系建設機械を用いて作業を行う場合において、当該車両系建設機械の転倒又は転落により労働者に危険が生ずるおそれのあるときは、誘導者を配置し、その者に当該車両系建設機械を誘導させなければならない」という安全措置を怠っていたことが判明した。これにより同署は、同社とその代表者を労働安全衛生法違反の疑いがあるとして書類送検した。

【寺村朋輝】


▼関連記事リンク
【2024年10月】監督官庁・自治体公表の企業一覧(51件)行政処分や指名停止など

関連キーワード

関連記事