6日告示の福岡・柳川市長選は三つ巴の戦いに

　任期満了にともなう柳川市長選は6日告示、13日投開票の日程で行われる。2009年から4期務めた金子健次市長は昨年9月、「世代交代が必要」として次期市長選に立候補しない意向を表明していた。

　現時点で、元市総務部長・松永久氏、元日本経済新聞記者・松藤政司氏、元経済産業省職員・持木浩徳氏のいずれも無所属新人の3人が名乗りを上げている。3月28日には柳川青年会議所の主催で立候補予定者の討論会が行われ、市の抱える課題について活発な議論が行われた。

    柳川市は、名物である川下りで知られる。インバウンドを中心とした観光客が多数来訪し、西鉄柳川駅前周辺では川下りの船着き場を開設するための延伸工事が行われるなど観光産業に力を入れている。一方で他の自治体同様、人口減少や教育環境の充実などの課題を抱える。

　今回の市長選では、観光に関連した事業整備、人口減対策、教育・子育て環境の充実などが争点になるとみられる。

【近藤将勝】