【佐賀進出】豚骨の聖地で新ジャンルを確立した元祖トマトラーメン三味(333) モラージュ佐賀にオープン

 福岡で若者からファミリー層まで幅広い支持を集める「元祖トマトラーメン」の専門店「三味(333)」が本日、佐賀市に初上陸した。福岡県内で7店舗を展開し、急成長を遂げた同店が、佐賀に新たな味の風を届ける。

 三味(333)は、2015年10月に福岡市博多区で設立された。コク深くもさっぱりとしたオリジナルトマトスープと、絶妙に絡む麺の組み合わせが人気を呼び、設立から5年で6店舗を開業。2019年には年間来客数が100万人を超えるまでに成長した。

 その急成長の背景には、柔軟な経営戦略がある。とくにコロナ禍では、通常より高額になりがちなデリバリー商品を、逆に破格の「333円」で提供する戦略を打ち出し、出前館の福岡県内ラーメンカテゴリー売上ランキングにおいて18カ月中17カ月で首位を獲得した(既報)。さらに、デリバリー専門店として東京進出もはたし、福岡発ブランドとしての存在感を全国へと広げている。

 そして今回、佐賀市へ上陸。実店舗としては、これが福岡県外初出店となる。

 豚骨ラーメンの本場・福岡において、豚骨・味噌・しょうゆ・塩に次ぐ“第5のラーメン”として「トマトラーメン」という独自ジャンルを築き上げてきた三味。代表の宮下将司氏にとって、今回の佐賀出店には特別な思い入れがあるという。

 宮下氏の夫人は佐賀県唐津市の出身であり、自身の母校も佐賀市近郊にあったことから、佐賀はもともと縁のある土地だった。こうした背景もあり、佐賀県1号店をモラージュ佐賀に構えることについて「感慨深い」と語っている。

 さらに同氏は、「ここから10年後、20年後に、佐賀県のラーメンといえば三味(333)の元祖トマトラーメン、と地元の皆さまに言っていただけるよう、全力で取り組んでいきたい」と、地域に根ざした店舗運営への意欲を見せている。

 「親子三世代に愛されるソウルフード」を掲げ、福岡で磨き上げた味とサービスをそのまま佐賀に届ける。定番の「元祖トマトラーメン」に加え、ピリ辛好きに人気の「辛麺」や、マイルドな味わいの「豆乳ラーメン」なども提供する。

元祖トマトラーメン三味333モラージュ佐賀店/店内
元祖トマトラーメン三味333
モラージュ佐賀店/店内

    出店場所は、佐賀市中心部に位置する大型商業施設「モラージュ佐賀」。店舗面積は約5万2,800m2におよび、イオンモール佐賀大和やゆめタウン佐賀を上回るスケールを誇る(公式サイト:モラージュ佐賀)。ショッピングや映画館、各種レジャー施設が揃い、家族連れが一日中楽しめる総合モールである。

 また、北館1階エリアでは、地元プロバスケットボールチーム・佐賀バルーナーズの試合を大型スクリーンで無料観戦できるパブリックビューイングも実施され、80名以上が集まるなど、イベントも充実している。

佐賀県初出店記念キャンペーンチラシ
佐賀県初出店記念キャンペーンチラシ
通常メニュー
通常メニュー

    オープンを記念して、三味(333)のラーメン全種類を390円で提供するキャンペーンを実施する。最大3カ月間の継続が予定されており、現代においてラーメンをワンコイン以下で外食できる機会は極めて稀である。さらに、創味シャンタンでロングセラーを誇る創味食品と共同開発した、常温保存可能な特製トマトスープのプレゼントも計画されており、3万3,300食の配布を予定するなど、新規商圏へのインパクトは絶大といえよう。

 なお、福岡が地元である筆者の娘も、小学生のころから三味(333)のファンであり、まもなく20歳を迎える現在も変わらぬ愛着をもって通い続けている。家族の食卓に自然と溶け込む味──それが三味の魅力であり、佐賀でも多くのファンを生み出すことは間違いないだろう。

 オープンは2025年5月1日(木)。福岡で育まれた「元祖トマトラーメン」の味を、ぜひモラージュ佐賀で堪能していただきたい。

<INFORMATION>
元祖トマトラーメン三味(333) モラージュ佐賀店

所在地 :佐賀市巨勢町大字牛島730
     モラージュ佐賀 北館1Fレストラン街
営業時間:午前10時〜午後10時
     (LO:午後9時30分)
運 営 :(株)三味 代表:宮下将司
公式HP:https://333sanmishopping.com/

【松本悠子】

法人名

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