スターフライヤー、25年3月期決算 売上高過去最高で増収増益

 4月30日、(株)スターフライヤー(本社:福岡県北九州市、町田修代表)は2025年3月期の非連結決算を発表した。それによると、売上高は429億円(前期比7.2%増)、営業利益は12億3,000万円(同1,266.7%増)、経常利益は19億3,300万円(同82.3%増)、当期純利益は19億2,300万円(同110.8%増)で、売上高過去最高で増収増益となった。

 決算要因としては、国内航空需要の回復基調が続いたことに加え、臨時便や国際チャーター便の運航による収益拡大が寄与した。加えて、従来よりも座席数の多い新型機の導入により座席利用率が上昇し、航空運送事業収入が増加した。一方で、円安にともなう外貨建て費用の増加や人件費上昇の影響があったが、定期整備引当金繰入額の減少もあり、営業利益は大幅に改善した。経常利益には為替差益が寄与した。

 来期(26年3月期)の業績予想については、売上高は454億1,000万円(前期比5.8%増)、営業利益は21億5,000万円(同74.7%増)、経常利益は21億4,000万円(同10.7%増)、当期純利益は17億6,000万円(同8.5%減)で、売上高は過去最高更新を見込むも、純利益は減益を予想している。

【寺村朋輝】

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