16日、(株)梅の花グループ(本社:福岡県久留米市、鬼塚崇裕代表)は25年4月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は294億4,000万円(前期比1.3%減)、営業利益は5億5,000万円(同32.8%減)、経常利益は3億8,800万円(同47.4%減)、当期純利益は3億8,300万円の赤字(前期は10億2,000万円の黒字)で、減収・減益となり最終赤字へ転落した。
セグメント別の決算要因としては、主力の外食事業では売上高168億9,900万円(同0.6%減)、セグメント利益9億3,200万円(同横ばい)と堅調を維持した。 テイクアウト事業は売上高103億5,300万円(同1.8%減)、セグメント利益5億9,000万円(同22.5%減)と苦戦した。要因としては、新業態「Umenohana KITCHEN」の出店やイベント商品の投入で売上は維持したが、新規出店や改装にともなう一時費用、原材料費の高騰、天候要因などが利益を圧迫した。外販事業は売上高21億4,700万円(同4.8%減)、セグメント損失1億2,600万円(前期は8,400万円の損失)となった。主力通販商品の伸長は見られたが、大口取引先の失注が響いた。その他事業は売上高3,900万円(同86.3%増)、セグメント損失300万円(同100万円の損失)となった。
最終利益が赤字となった要因は、収益力が下がった店舗の減損処理として減損損失6億9,500万円を特別損失に計上したため。
来期(26年4月期)の業績予想については、売上高297億1,300万円(前期比0.9%増)、営業利益7億7,800万円(同41.4%増)、経常利益5億3,800万円(同38.4%増)、当期純利益4億8,500万円(前期は赤字)で、増収増益への回復を見込んでいる。
【寺村朋輝】