九電不動産、25年3月期決算　やや減収、営業増益も経常は減益

　25日、九電不動産（株）（本社：福岡市中央区、大神徳仁代表）は25年3月期の単体決算を発表した。それによると、売上高は142億2,800万円（前期比2.0％減）、営業利益は15億6,500万円（同4.1％増）、経常利益は12億7,500万円（同4.3％減）、当期純利益は8億7,400万円（同1.6％増）で、やや減収も営業利益と最終利益は増益となった。

    同社は現在、積水ハウス（株）、三菱地所レジデンス（株）と共同で、福岡市中央区荒戸において分譲タワーマンション「グランドメゾンOne 大濠 Park」の開発を進めている。このプロジェクトは、地下鉄空港線「大濠公園」駅から徒歩約6分の立地に建設される地上29階建ての高層マンションで、総戸数は162戸、販売対象住戸は100戸程度を想定し、1LDK～3LDK、専有面積42.51m²～212.05m²となっている。

　敷地面積は約3,586m²、延床面積は約2万1,605m²で、設計は（株）IAO竹田設計、施工は前田建設工業（株）が担当する。着工は2024年12月、竣工は27年10月、入居開始は28年1月を予定しており、福岡市内でも有数の大規模高級住宅プロジェクトとして注目されている。

【寺村朋輝】