北九州市は16日、スタートアップ投資ファンドに1億円を出資すると発表した。同市としてファンドに出資するのは初めてという。竹内和久市長と、公募によりファンド運用事業者に選ばれたベンチャーキャピタルの9Capital(同)(ナインキャピタル、北九州市小倉北区)の竹山将志代表が記者会見で発表した。
北九州市は国の「スタートアップ・エコシステム拠点都市」に2期連続で選定されている。今年度から2期目(2025~29年度)に入っており、2期目についてスタートアップを成長させることに注力する。29年度までにグリーン分野で海外展開を行うユニコーン2社の創出などを掲げる。
9Capitalは世界のハードウェアスタートアップが試作品製造を中国深圳市に依頼するが、米中の関係悪化の影響を受けているとして、当ファンドが北九州ものづくりの既存産業とディープテックスタートアップがつくる新産業との結節点となり、北九州を新たなスタートアップの集積地にすることなどを掲げる。
調査会社の調べによると、北九州市は「新興・スタートアップ企業の出現率」において小倉北区と小倉南区が同率1位、八幡西区が4位という結果となるなど、近年注目度が高まっている。
【茅野雅弘】
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