確固たる理念と戦略的経営で着実に成長 環境と人を育む総合建設業|サンコービルド

<COMPANY INFORMATION>
(株)サンコービルド

代 表:松川伸太郎
所在地:福岡市博多区博多駅前1-31-17
設 立:1972年8月
資本金:9,900万円
TEL:092-414-6610
URL:https://www.sanko-bld.co.jp


 地場総合建設会社として業界トップ10の事業規模を誇る(株)サンコービルド。2022年に創業50周年を迎えた同社は、建築、土木工事などの公共工事のほか、共同住宅、オフィスビル、医療機関、福祉施設、商業施設、物流施設、工場・プラントなどの工事を幅広く手がけている。

【目次】

  • 組織の管理者は社員1人ひとり
    人手不足と技術革新が進むなか、全社員を組織の管理者と捉え自律性と当事者意識を高める経営方針を徹底している。
  • 九州内外に拠点構える総合建設会社
    トンネル工事で培った技術を礎に、九州各地と東京に拠点を展開し、公共工事から民間施設まで幅広い案件を手がける総合建設会社である。
  • 多角化を強みに需要創造戦略
    介護、開発、環境衛生、土木などグループ会社を束ね、企画から維持管理まで一貫対応する体制で自ら需要を創出するビジネスモデルを構築している。
  • 社員の成長が会社の未来を創る
    年功序列にとらわれない評価制度と資格取得支援、持株会配当制度などを通じて若手や女性が活躍し、社員の成長を会社の成長へつなげている。
  • 地域社会と共に持続可能な未来へ
    「地球・人間・自然」の調和を掲げ、SDGs推進や盲導犬育成支援、現場周辺の美化活動などを通じて地域社会と共生する持続可能な経営を実践している。
  • 求人情報

組織の管理者は
社員1人ひとり

 人手不足と技術革新という2つの大きな波が押し寄せる建設業界。この構造的な課題に対し、(株)サンコービルドは、確固たる理念と戦略的な経営で着実な成長を続けてきた。

 同社ではグループの総合力を駆使し、自らの手で需要を創り出し、社員1人ひとりが「組織の管理者」であるという意識を育む独自の人事戦略を採っている。激変の時代において、永続的に社会から必要とされる企業の姿がこうした同社の姿勢からも垣間見えてくる。

九州内外に拠点構える
総合建設会社

 デジタル技術の普及と労働人口の減少は、建設業界に大きな変革を迫っている。そうしたなかでも同社は、1972年の創業以来、着実にその事業基盤を固めてきた。三井鉱山グループの一員としてトンネル掘削技術を磨いた後、2004年に三井鉱山から独立し、商号をサンコービルドへと変更。現在では公共工事から共同住宅、オフィス、医療・福祉施設まで幅広い建築・土木工事を手がけ、本社と支店は東京、北九州、筑豊、大牟田、熊本、大分の7拠点体制を築き上げている。

 その成長は如実に業績として表れている。リーマン・ショックなどの逆風を乗り越え、医療福祉分野や賃貸マンション事業といった提案型営業を強化することで、15年には売上高100億円を突破し、以降も順調に業容を拡大している。この躍進を支えるのは、創業時から脈々と受け継がれてきた理念である「誠実な対応、技術の追求」と、時代を先読みする戦略的な経営判断である。

多角化を強みに
需要創造戦略

松川伸太郎代表
松川伸太郎代表

    同社の強みは、自ら需要を創り出す多角化戦略にある。14年にサンコーホールディングス(株)を設立。グループ会社には、介護事業全般を担うサンコーケアライフ(株)、不動産賃貸および管理業と建設業の拡充を図るサンコー開発(株)、建設業をはじめとして施設の環境衛生管理、警備業を手がける(株)九州ビルシステム、公共事業を中心とした土木工事、管更生工事などを行う飯田建設(株)が名を連ねている。さらに21年には不動産開発を担う(株)サンコープロパティーを、23年には大分県の建築設計会社である(株)松井設計を子会社化した。

 これにより、企画・設計から積算、施工、そして維持管理まで、一貫して自社グループで完結できる体制を構築した。同社の松川伸太郎代表は、「設計から自社で手がけるからこそ、高難度の仕事に挑める」と語る。この挑戦の積み重ねこそが、安定的な受注へとつながっている。

社員の成長が
会社の未来を創る

本社が入るビル
本社が入るビル

    サンコービルドが社員に求めるのは「人間力」だという。その「人間力」を育むため、同社は独自の制度を設けている。年功序列ではなく実力を正当に評価し、資格取得支援や社員表彰、サークル活動、独身寮といった福利厚生も充実させている。

 そうした福利厚生のなかでもとくにユニークなのが、社員持株会による「業績配当制度」だ。決算ごとに会社の利益が持株数に応じて社員に還元されるこの仕組みは、社員1人ひとりに「どうすれば会社の業績を高められるか」を考えるきっかけを与え、経営への参加意識、すなわち当事者意識を育んでいる。

 こうした取り組みの成果は、若手社員の活躍にも表れている。入社4年目で現場の指揮を執る若手社員や、同社初の女性現場スタッフが第一線で活躍するなど、世代や性別を超えた成長が加速している。松川代表が「部門を超えた連携で生産性を高めることが組織強化の鍵」と語るように、自律性と高いモチベーションをもつ人材が、会社の未来を力強く牽引しているといえるだろう。

地域社会と共に
持続可能な未来へ

 サンコービルドが永続的に選ばれ続ける背景には、創業時から揺らぐことのない企業理念がある。同社は「地球・人間・自然」という3つの「いのち」の調和を「環境建設」と名付け、その思想を企業の根幹に据えてきた。循環性を象徴する3つの円を重ねた設立当初からのロゴマークが、その理念を雄弁に物語っている。

 創業50周年を迎えた22年からは、SDGsに基づく取り組みをさらに強化。九州盲導犬協会の盲導犬育成事業への協力と支援やすべての工事現場と本社・支店で周辺道路の美化活動を定期的に実施するなど、事業活動にとどまらない社会貢献を続けている。こうした姿勢は、企業が社会から選ばれるための重要な条件でもある。サンコービルドの理念は単なるスローガンではなく、社員1人ひとりの行動に根付いた具体的な実践であり、地域と共に成長していくための礎となっている。

美化活動の様子
美化活動の様子

    「誠実な対応と確かな技術力」という原点を大切に、顧客の夢を形にし続けている同社。強固な経営基盤、リスクを見極める慎重な戦略、そして社員の当事者意識を育む人材育成システム。これらを兼ね備えることで、AI時代という大きな変化の先にあっても、社会から必要とされ続ける企業であり続けることだろう。

 地域と共に歩み、環境と人を育む建設業として、次の50年も同社がその存在感を一層高めていくことは間違いないだろう。


<求人情報>
(株)サンコービルド

業 種 :総合建設業
職 種 :建築施工管理、土木施工管理、設計、営業、総合職
勤務地 :本社及び各支社店管轄の工事現場勤務
採用担当:吉留卓哉
TEL :092-414-6610
採用ページ:https://www.sanko-bld.co.jp/recruit/

関連キーワード

関連記事