福岡市の東側に隣接し、福岡都市圏のベッドタウンとして発展を遂げてきた粕屋町。その粕屋町では現在、2027年3月に町制施行70周年を迎えるにあたって、さまざまな記念事業に取り組んでいる。
粕屋町は1957年3月31日、大川村と仲原村が新設合併して誕生したのが始まり。83年に現在の粕屋町役場の庁舎が完成し、88年には長者原駅が開業した。
その後も、かすやドームや粕屋フォーラム、サンレイクかすやなどの公共施設が整備されていったほか、2004年には大型商業施設「ダイヤモンドシティ・ルクル」(現・イオンモール福岡)が開業し、06年には福岡東環状道路が開通。町内にはJR福北ゆたか線とJR香椎線を合わせて6つの駅を有し、通勤・通学や買い物にも便利な交通利便性の高さから町内各所で開発が進み、14年には人口4万5,000人を突破した。
今回の町制施行70周年に向けては、今年3月に多数の応募のなかから、シンボルとなるロゴマークおよびキャッチフレーズを決定。町のシンボル「風車」と「バラ」をモチーフとしたロゴマークと、キャッチフレーズ「人がつながる 夢が広がる 粕屋町」が選ばれた。
また、今年3月開催の「パンマルシェ」をはじめ、5月には「かすたまちゃんフェスタ」や「バラまつり」を開催。今後も「70年を振り返る写真展」「商工祭」「かすや子どもの日わっしょいフェスタ」「お祝い給食」「粕屋町健活デー」「記念コンサート」など、さまざまな記念事業に取り組んでいく予定だ。そして今年10月には「70周年記念式典」の開催を予定しており、町民を挙げて町制施行70周年の節目を祝い、町の歩みと未来を共有しようとしている。
なお粕屋町では23年度を「市制対策のスタート元年」と位置づけ、23年4月には役場内に「市制対策室」を設置。現在は、粕屋町への移住・定住を促進するために、シティプロモーションにも注力しながら、30年10月の国勢調査での単独市制昇格要件の人口5万人の達成に向けた基盤整備を町内各所で進めている。町制施行70周年の次に控えるのは、「(仮称)粕屋市」としての開市式および市制施行記念式典となるかもしれない。
【坂田憲治】








