2024年03月29日( 金 )

(株)ヤマックス 第3四半期、減収増益~東北地区の道路製品の需要増など

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 (株)ヤマックス(本社:熊本市、茂森拓社長)が1月29日に発表した2016年3月期第3四半期決算は減収増益だった。

 発表によると、当第3四半期連結累計期間の連結業績(4月~12月)における売上高は105億100万円(前年同期比2.0%減)、営業利益3億8,000万円(同比68.4%増)、経常利益3億3,900万円(同比135.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益2億5,000万円(同比5.6%増)。なお、通期の業績予想に修正はない。

 土木用セメント製品事業においては、九州地区で工事発注情報に即した営業活動と民間工事へのアプローチ強化により業績は堅調に推移し、東北地区においても道路用製品や造成工事関連製品の需要増を背景に業績は好調に推移した結果、売上高は75億2,800万円(同比10.9%増)、営業利益は4億1,900万円(同比1.7%増)となった。

 建築用セメント製品事業においては、マンションやUR都市機構の賃貸住宅、・災害公営住宅を中心としたゼネコンへの営業活動に注力するとともに、技術者不足や工期短縮に対応できるコンクリート構造物のプレキャスト化のアピールにも努め、関東地区においては、生産工程に配慮した選別受注を行うなどの取り組みが生産効率の向上と原価の低減につながった。その結果、売上高は26億6,600万円、(同比26.6%減)営業利益は4億1,400万円(同比70.6%増)となった。

【川元 浩明】

 

関連記事