2024年04月20日( 土 )

売上4期連続昨対200%超え LEDの常識を超える~(株)エイチ・エル・ソリューション

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古賀 裕一 代表

 現在、西日本各地に営業展開を進めている(株)エイチ・エル・ソリューションだが、これまでの新電力の営業に加えてLEDの販売が急激に伸びている。同社はこれまでに2,000施設以上に新電力の導入実績を持っており、今年4月の電力全面自由化スタートからわずか2カ月間で小規模店舗など500施設ほどの受注を達成。そんな基幹事業である新電力サービスが絶好調な一方で、LEDの販売・施工まで行う電気工事店としての新機軸を確立しようとしている。LEDを営業品目として取り扱う企業が多数存在する中、なぜいまLEDなのか、そしてどのような戦略をもって、展開しているのかを追ってみることにした。

 まず同社のLED販売における強みだが、『プロジェクト15』と銘打った営業戦略が潜在的な顧客の獲得に成功している要因であると同社の古賀社長は言う。「どこにでもあるLEDの販売店と思われないことが大事。どこにも真似できないことだからこそ価値がある」との言葉どおり、このプロジェクトではLEDの15年保証や最大15年割賦、15以上のメーカーからの品ぞろえを実現している。割賦にすることで毎月の削減費用の範囲内で購入することも可能であるため、導入初月から削減メリットが得られる。
これらの取り組みによって、これまで予算難でLED導入をためらっていた企業も積極的な投資をするようになった。たとえば1カ月あたり3万円の削減ができて、割賦代が1万円だとすると、1カ月で2万円の削減メリットがあるということになる。

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 水銀条約などによってLED化がいっそう活発化することが確実視されるなかで、同社は西日本各地に拠点を置くこと、今期中に10名規模の新規採用、そして建設業の許可を取得することを検討している。「LEDが売れるから売るのではなく、LEDを売ることでこの先の展開がどうなるまで見据えている。そういう意味では我々は単なるLEDの販売店ではなく、その次の展開までを含めた電力コンサル会社であると認識している」と、注目されるLEDの販売戦略も将来への通過点であることを感じさせる。設立5年目のまだまだ若い会社ではあるが、これまでの4年間は売上も毎年昨年対比で200%以上を達成し続けている。一定の紆余曲折はあったものの5年目の今期が「会社の創設期」における集大成となることは間違いないだろう。今期終了時点で同社がどのような会社に変貌しているか、興味の尽きない注目企業である。

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