苺狩りに行こう～高設栽培「プーさんのいちご園」

　クリスマスには欠かせないケーキのトッピング、苺。かつて露地栽培が主流だったころは、初夏が旬の果物だった。現在では、クリスマスシーズンの12月に最も消費量が多いため、品種改良した苺をハウスで栽培し収穫。旬は、最も寒い2月頃となった。

　そしてクリスマスが過ぎれば、苺狩りの季節。九州最大級のいちご観光農園「プーさんのいちご園」が、福岡県八女市にある。12,569m²の広い敷地にハウスが９棟並ぶ。ハウス中の苺畑には、（株）アグリス（本社：福岡県八女市、中村裕之代表）が開発した多段式高設栽培システムを導入。多段式高設栽培システムとは、上段が地面より110cm、下段が70cmの高さの棚で苺栽培するシステムで、作業の効率化や高品質・高収穫が実現できる。通路を広く取れるため、車椅子を利用している人でも、手の届く範囲で苺狩りが楽しめる。

　今年は、あまおう、紅ほっぺ、さちのか等、11品種を栽培している。苺好きならば、食べ比べてみたいもの。開園期間は1月3日から５月下旬、営業時間は午前10時から午後4時まで。料金は以下を参照。

■プーさんのいちご園
開園期間：１月３日～５月下旬
営業時間：午前10時～午後４時（最終受付は午後３時）
休園日：毎週月曜日（祝日は開園）
※果実のなり具合で休園する場合があります
※団体様（10名以上）は要予約

＜INFORMATION＞
農業生産法人 （有）玄農舎
代表：中村　裕之
所在地：福岡県八女市馬場600-3
ＴＥＬ：0943-30-1169