2022年01月20日( 木 )
by データ・マックス

アビスパ福岡、衝撃の逆転負けにサポーターからは失望の声も 福岡 1-3 町田

 アビスパ福岡は8日、レベルファイブスタジアムに町田ゼルビアを迎えてJ2第7節の試合を戦った。
 前日からの濃霧や霧雨のように降る雨により、ピッチはぬかるみ足を取られる選手も続出。アビスパはMF山瀬功治やFW石津大介がサイドから中央に切り込んでミドルシュートを放つなど、積極的な攻撃で町田を上回る局面を作った。
 ゲームが動いたのは後半から。コーナーキックからのこぼれ球を、ペナルティエリア外で待ち受けたMF三門雄大がダイレクトボレー。ここまで好守を見せてきた町田GK髙原寿康がはじくと、距離を詰めた今季初出場のMFジウシーニョがゴール上隅に叩き込み先制。ジウシーニョは途中交代で出場し、わずか2分で得点を挙げた。71分には町田DF増田繁人がこの試合2枚目のイエローカードで退場。アビスパは1点リードして残り20分を逃げ切れば勝ち点3、という願ってもない状況をつかむ。

 しかしここからが悲劇のはじまりだった。途中出場した町田MF吉濱遼平からのボールが面白いように町田FW中島裕希につながっていく。87分には左からのクロスにヘディング、90分には右サイドのFKからバックヘッドでそれぞれゴールを沈めて1-2と逆転。アディショナルタイムには、起死回生の同点を狙って相手ゴール前に進出したGK杉山力裕の戻りが遅れたところを長駆して無人のゴールに流し込み、10分足らずで3得点を挙げてハットトリックを達成。福岡は1-3で敗れた。かつて2006年のドイツW杯で、オーストラリア代表に1-0から10分で3点奪われて敗れた日本代表の試合ぶりを彷彿とさせた。

 あまりのことに、ネット上では「1年で昇格」という今シーズンの目標を疑う声、井原正巳監督の采配に疑問を呈する声が噴出。また、2016年にJ3から昇格したばかりの町田を格下に見て油断していたのではないかという声も散見された。

 まだJ2の戦いは長いが、このような試合は選手やサポーターの士気に大いに悪影響をもたらす。まずは次節V・ファーレン長崎戦で払拭することを望みたい。また、町田戦ではFWウェリントンを下げたとたんに前線のターゲットを失い、攻め手を欠いた印象があった。開幕前にはフロント側から「ウェリントン頼りにならないように」という発言もあったが、今こそウェリントン不在でもJ2各チームと互角に戦えるような戦術構築が望まれる。

<試合データ>
キックオフ:4月8日(土)午後6時
会場:レベルファイブスタジアム
観客数:6,021人

【深水 央】

 

関連キーワード

関連記事