那珂川町五ケ山地区那珂川上流で建設中だった多目的ダム「五ケ山ダム」が11日に完成し、現地で竣工式が開催された。この竣工式には小川洋福岡県知事を始め、関係自治体の首長、国会議員、県会議員、町会議員、元地権者など多くの関係者が出席した。
完成した五ケ山ダムの堤頂長は556mあり、16両編成の新幹線(404m)より長い。また、最も高い堤高は102.5mと博多ポートタワー(103m)と同等の高さである。総貯水量は4,020万m3と県内最大で、ヤフオクドーム約22杯分の大きさを誇る。
竣工式典のなかで小川知事は「朝倉市の災害時に、寺内ダムが下流域の水位上昇を大幅に抑え、また、上流からの流木をダムで受け止め被害の拡大を防いだ。治水対策としても大きな役割をもつ。また、福岡市近隣は幾度となく渇水に見舞われたことから渇水対策としても有効である」と語った。
その後の記念行事として記念碑除幕やテープカットなどが行われ、堤の上の渡り初めなどが行われた。
![]() 関係者による渡り初め |
![]() 総容量4,050万m3は県内最大 |
【道山 憲一】
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