12日午後、小泉農水大臣、福岡入りし街頭演説

小泉進次郎農水大臣(首相官邸ホームページより)
小泉進次郎農水大臣
(首相官邸ホームページより)

 3日に告示された参院選も後半戦に入り、20日の投開票に向け、各党・各候補者が熾烈な争いを繰り広げている。

 福岡県選挙区は改選定数3の複数区で、連日、各党幹部がそれぞれの候補者の応援に入るなど、盛り上がりを見せている。これまで自民・公明・立憲の3党による「指定席」とされてきたが、新興勢力の台頭により、全国でも激戦地域の1つとなっている。

 今回の参院選は、今後の日本の将来を左右する選挙であることは間違いない。

 選挙の大きな争点の1つとなっているのが、減税を含めた国民生活の問題であるが、昨今はコメの価格高騰も大きな問題となっていた。石破政権において農林水産大臣に就任した改革派・小泉進次郎氏による迅速な備蓄米の放出により、コメの価格が3,000円台まで下落し、消費者心理も落ち着きを見せている。

 小泉氏の父は「抵抗勢力との戦い」を演出し、郵政民営化を断行した小泉純一郎元首相である。こうした背景もあり、生産農家や農協関係者の間では、小泉氏の改革路線に対する警戒感が強いこともまた事実だ。

 政策を進めるうえで、国民の間に賛否両論が生じるのは避けられない。「政治に無関心ではいけない」との国民意識の変化は、歓迎すべきことである。

 小泉農水大臣の手腕に注目が集まるなか、12日に小泉氏が福岡入りし、党参議院幹事長の要職を務める松山政司氏の演説会に来援することが明らかにされた。関心のある方は、小泉氏の訴える農政や政治に対する思いを、ぜひ聞きに足を運んでみてはいかがだろうか。

 なお当日は、警備のため金属探知機が設置され、手荷物検査が実施される。

<INFORMATION>
〔日時〕
7月12日(土)午後3時半
〔会場〕
警固公園(福岡市中央区天神2-2)

【近藤将勝】

関連記事