4日、京都府舞鶴市で行われた大相撲の巡業で、土俵上で倒れた多々見良三・舞鶴市長に救命措置を行った女性らに対し、アナウンスを担当する行司が「女性は土俵から下りてください」と退去するよう求めたことが波紋を呼んでいる。
テレビのワイドショーやネットニュースでも取り上げられ、SNSなどでは相撲協会の人命を軽視する対応に批判の声が上がっている。大相撲九州場所が行われる福岡国際センターに話を聞いたところ、「イベントを行う際の救急体制などは、主催者側が手配する」とのこと。「女人禁制」の時代錯誤ぶりもさることながら、その女性たちが救命措置を行うまで何の手も打たなかった主催者=日本相撲協会の対応には大きな疑問符が付く。
なお、データ・マックスは取材のため5日午前から午後にかけて日本相撲協会に何度も電話をかけていたが、午前9時半の営業開始以降ずっとつながらない状態になっている。抗議が殺到しているのか、それを恐れて受話器を上げた状態にしているのか、いずれにせよ音信不通だ。
抗議殺到ならば理解できる。まさか外部からの声に耳を塞いでいるなどということはない、と信じたいものだが……。
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